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2007年10月 9日 (火)

ドヴォルザークは演歌だ?!

もし、あなたが一人住まいをしている人で、無性に故郷や昔の友達が恋しくなったとしたら、どんな曲を聴きますか? 人それぞれにお気に入りの音楽があるとは思いますが、ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」は根強い人気があります。 この曲、日本人には本当に人気の高い作品。 初めて聴くのにどこか懐かしく、郷愁をそそるメロディが満ちているのですね。 第2楽章なんぞ「家路」と題されて、学校の下校の音楽などになっていたものです。 どうしてこんなに日本人の心に響くんだろう? 実はこの音楽のに使われている音階に秘密があるそうです。 それはドレミファソラシドからファとシを抜いた音階を使っているケースが多いのだとか。4番目と7番目の音を抜くので四七抜き(よなぬき)と申します。 この音階は西洋音楽が入ってくる前の日本歌謡や民謡、演歌と共通なのだそうです。どおりで日本人の心にフィットするはずだ。演歌とドヴォルザークって意外と近かったのですよ。 またスコットランド民謡にも四七抜きが存在するケースが多く、「蛍の光」や「麦畑」(昔、ドリフターズが歌っていた「誰かさんと誰かさんが、いいじゃな〜いか〜」って歌です)などもそうなんだそうです。 ドヴォルザークの故郷チェコは中欧ですから、そういう民俗音楽的要素が自然と彼の中に蓄積されていたのかもしれませんね。 もっとも、この交響曲は彼がニューヨークの音楽院の校長先生として渡米して、アメリカの新しい音楽に出会い、ふるさとへの思いを込めて書いた作品ですから、この曲の持つノスタルジックな感情はドヴォルザーク自身の心の吐露ゆえとも言えるでしょう。 音楽って喜怒哀楽…さまざまな心のほとばしりなんですよね。


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演歌は西洋音楽受容後です...

投稿: すいません、一言だけ | 2016年3月30日 (水) 11時57分

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