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2014年3月 8日 (土)

2014年  カーニバル&オペラ旅 その1

先週ツアーから帰国しました。ニース、フィレンツェ、ヴェネツィアを巡る7泊9日の旅。カーニバルの時期ですからニースとヴェネツィアは一段と華やいだ雰囲気に包まれていました。その度の様子を少しリポートします。

2月18日に成田を出発してパリ経由でニースへ。
この冬のニースは雨が多くてクリスマスや正月には空港も閉鎖になるほどの大雨だったそうです。我々が到着した日は曇り空。海岸沿いの「英国人の散歩道」と呼ばれる大通りにはカーニバル見物客のためのスタンドが出来ていて、明日のパレードを待つばかりでした。ニースのカーニバルは13世紀には始まっていたというほど古いもので「花のカーニバル」は今年で130回目。

翌日は曇り空ながら午後2時半にパレード開始です。
花々で飾られた山車ならぬ大きなオープンカーに美女たちが乗り、黄色のミモザの花の枝をスタンドめがけて投げ込んでくれます。大きなアドバルーンやブラジルをはじめ世界各地からのダンスやパフォーマンスも組み込まれた大がかりな大行列が海岸沿いの大通り練り歩くのです。こりゃ壮観だぁ~~。
海からの潮風が心地良いスタンドで南フランスの春を感じましたよ。

ニースからモナコ経由でバスでフィレンツェへ。

この時期は観光客が少ないとはいうものの、やっぱり人がいっぱいです。
ウフィッツィ美術館は朝イチで訪問。
団体客はガイドさんの説明する超有名作品だけしか見ないですが、ガイドの解説する隣にも、その隣にも同じ作者の傑作が並んでいるのがウフィッツィです。フィ理っぽ・リッピの「聖母子」の前は大混雑ですが、同じ部屋の他のリッピの作品はほとんど人がいない。
そういう絵をじっくり眺める。近くで見て、ちょっと離れてまた見る…。
こんな楽しみ方が僕は好きですね。
今回はそのほかにもイタリア以外のオランダの風景画や風俗画、カラヴァッジョの「メンドゥーサ」(髪の毛が蛇・蛇・蛇…の顔)や「バッカス」、ワトーの小品などもじっくり鑑賞。
やっぱり素敵な美術館です。

それからグループとは分かれて単独行動。
まずはポンテ・ヴェッキオのたもとにある手袋の名店「マドヴァ」へ。
革製品の有名なフィレンツェでも、っこは僕の特にお気に入りの店です。イタリアの手袋店ではローマが本店の「セレモネタ・グローブス」も有名ですが、「マドヴァ」の手袋はここでしか買えない。本当に小さな店で、お客さんが4人も入れば店内は満員!って感じです。
ここではショーウインドウに展示されているのはほんの少しですから、自分のサイズを測ってもらったら色や素材を言って、店員さんの背後の棚からあれこれ出してもらって試すのが賢い買い方。赤でもいろんな色と素材があって、迷うこと迷うこと…。
この迷ってる時間がまた楽しいわけ。
イタリアの職人の手技の手袋は内側がカシミア張りで温かく、デザインも分厚いものから薄手まで多種多様。
手袋でTPOのお洒落したい人には最高に楽しい店です。

つづいて行ったのは旧市街からタクシーで5分ほどの所にあるレオナルド・ブジェッリのシャツ店。日本の某セレクトショップでもオーダー会を毎年やってますからおなじみのシャツ職人ですよね。
シャツを注文したら身体を採寸して必ず仮縫いしてくれるのがここのポリシーです。
去年初めて行って「明日はもうフィレンツェを出発しなくちゃならない」と僕が告げると、「それなら今ここで採寸して、大急ぎで仮縫いしたものを今夜ホテルまで届けるから、ホテルの部屋でチェックしましょう」と言ってくれたブジェッリさん。
もう感激しましたよ!そんな親切な、そして職人気質の彼が造るシャツはこれぞジャストフィット!の逸品です。生地も数ある中から選び、襟や袖口の形、ボタンの種類まで自分で選んで完成の最高の品。
今回も3着オーダーしました。白の無地。ブルーのクレリック、麻のピンクのストライプ、約1カ月で出来上がります。この春と夏はブジェッリさんのシャツで颯爽と出かけるのが楽しみです。
ブジェッリさんは本当に人と話すのが好き。店内であれこれ話していると上演のお客さんがやって来て、結婚式用のスーツに着るシャツをオーダーしてました。その時付けるカフスボタン持参で生地を選ぶんだそうです。
お洒落好きですな、スィニョーレ!

それからまたタクシーで観光ポイントミケランジェロ広場のふもとにある靴の店、ステファノ・ベーメルへ。
イタリアの天才靴職人ステファノ・ベーメルが48歳で亡くなったのは2012年ですが、昨年から新生ステファノ・ベーメルとして再開しました。お店も移転してミケランジェロ広場のふもとのアルノ川からもすぐの元は教会だった建物に店舗とオフィスが入っています。
1階の扉を開けて中に入ると、以前の工房でも使われてた作業机がセンターに置いてあって、その周りで職人さんたちが靴作りに精を出しています。これがまたちょっと新鮮な光景。靴だけのディスプレイとは違った「職人さんの現場」の良き雰囲気を出しているのです。

以前から担当してくれているスタッフの坂東雅子さんと今回もあれこれ相談して、黒のストレートチップでスェードの細工がしてあるデザインを選択。靴の内側の革色もたくさんのサンプルから選択できます。このあたりがオーダーの楽しいところですね。
ステファノ・ベーメルのホームページで靴を見たい方はこちら
⇒ http://www.stefanobemer.com/store/products.php?cPath=27_43

お値段はそれなりではありますが、満足度は格段に大きい。
こういう靴と長く付き合えるのは幸せです。
色・デザイン・細部にわたる職人芸… イタリアを満喫できます。
注文した靴が出来上がるのが本当に楽しみ。
その出来上がりを待つのもオーダーの魅力なのです。

かくしていよいよ最終目的地ヴェネツィアへ…。
その様子は次回書きます。

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2013年7月17日 (水)

コバケンとその仲間たちオケ 東北の旅

先週末から2泊3日で「コバケンとその仲間達オーケストラ」公演に参加してきました。
今回は岩手県の二戸と福島市での2回公演の旅。
音楽で結ばれたマエストロ・コバケンと仲間達といっしょに列車とバスで巡る東北の旅。
普段の仕事とは違った思い出の残る舞台でした。

2013年7月14日(日) 岩手県二戸市民文化会館 大ホール 13:00開演
2013年7月15日(月・祝) 福島県文化センター大ホール 15:00開演

 

ヴェルディ:歌劇「アイーダ」より凱旋行進曲
シベリウス:交響詩「フィンランディア」
※中川ひろたか・スコットランド民謡:「空より高く」(二戸公演のみ)
ポクポク山の音楽隊:「げんきの実」
小林研一郎:パッサカリアより「夏祭り」

 

三枝成彰:震災のためのレクイエム
サラサーテ:チゴイネルワイゼン
モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番イ長調K488より第2楽章
モーツァルト:レクイエム ニ短調K626より「ラクリモサ(涙の日)」
※古関裕而:「長崎の鐘」(福島公演のみ)
チャイコフスキー:荘厳序曲「1812年」

 

地元の高校の合唱部、吹奏楽部のみなさん
地元の市民吹奏楽団のみなさん
みんな実そうま合唱団
ちゃいるどスクール
コバケンとその仲間達男声合唱団

 

木下航志(歌)
瀬崎明日香(ヴァイオリン・ソロ)

 

コバケンとその仲間達オーケストラ
指揮:小林研一郎

このオーケストラはプロ・アマ・年齢・障がいの有無を問わず、音楽が大好きで志が同じアーティストが集まったもの。一人の力は小さくても「支え合い、共に生きる」ことでオオキナエネルギーが生まれることをオーケストラと言う集合体で具現するのを目指しています。
2005年のスペシャルオリンピックス世界大会長野がきっかけになって誕生しました。
スペシャルオリンピックスとは知的障がいを持つ人々が集まるオリンピック。
このオーケストラにも何らかの障街を持ってはいるものの楽器を通して音楽表現では素晴らしい力を発揮してくれるメンバーが参加しています。

そんな仲間達が新幹線で上野駅から二戸へ。
二戸は盛岡よりさらに北。青森県にも近い観光地。稲庭高原や馬仙峡、九戸城址、そして温泉でも有名です。市民文化会館でのリハ後の宿泊は新安比温泉・静流閣。
ここに瀬戸内寂聴さん命名による「金の湯、銀の湯」がありまして、それぞれ湯質がちょっと違うのですが、塩分の強いお湯。舐めてもしょっぱいのですが身体の芯からから温まり、肌はツルツル!
大広間に全員集合の夕食で「仲間達」の気分も盛り上がります。スタッフや演奏家の紹介も行われ、人となりがみんなに分かるのも大切ですね。オーケストラは人数が多いので、意外と他のパートの人は「顔は知ってるけど、ちゃんと話したこと少ない」事も…。
ただ食事をするのではなく、事務局長・小林桜子さんのさりげない、しかし確実な気配りが感じられます。
岩手特産の食材のメニューはどれもこれも最高の味でした。

「仲間達オケ」の演奏会では毎回地元の高校生や中学生がバンダとして、また合唱として参加してくれます。
その練習とゲネプロでマエストロ・コバケンの指導で学生さんたちの演奏が劇的に変化する!これが個人的にはとても興味深かったです。
個人的には「コバケンの魔法」と呼んでいます。
発音・発声・フレージングや細かい表現に至るまで、マエストロ自身が歌ったり指示するひとつひとつが、すぐに若者たちの響きに反映するのです。
単なる音の羅列だったのが、気持ちのこもった音楽に変化するのを目の当たりにするのは驚きにも似た感動です。
指揮者とはこのように演奏者を導くのだと、つくづく実感します。

そうこうして始まるコンサートは、本当にバラエティに富んだプログラム。
華やかなバンダを伴う「アイーダ大行進曲」
音楽の力を実感させてくれる「フィンランディア」
大震災の1週間後に保育園の子どもたちが歌った声が人々を勇気づけた「空より高く」
南相馬の小学生と視力にハンディを負う木下さんのコラボ「げんきの実」
マエストロ・コバケンが自身の少年時代の祭りからインスピレーションを得て作曲した「夏祭り」(ここでは障がいを持つ2人の和太鼓奏者が華々しく活躍します)
三枝成彰さんが阪神淡路大震災犠牲者への鎮魂の作品として作曲した「レクイエム」

ローマから毎回このオケのために駆けつけるコンサートミストレス瀬崎明日香さんソロの「ツィゴイネルワイゼン」
コバケンさんがピアノを弾きながら指揮もして語る「モーツァルトの協奏曲」
福島では「長崎の鐘」を「福島」に読み替えて客席の大合唱となりました。
地元合唱団参加のモーツァルト「ラクリモサ」も抜群の美しい響き
壮大な歴史絵巻がオーケストラで描かれる「1812年」

どれも特別で格別の演奏。

ちなみに2日目の宿は岩手県の花巻温泉郷のひとつにある「渡り温泉」でした。
ここがまた最高に素敵な宿。
露天風呂に浸りながら「仲間達オケ」の皆さんと語り合っていると、またまたヒグラシ蝉の声…。自然の中で風呂に入るって、こんなに幸せだったんだな…と思いましたね。

普段はコンサート会場に直行してリハやゲネプロやって、本番終わったらサヨナラ…
こんな仕事が多いですけれど、プロアマ含めて2~3日の間、みんな一緒に移動して、食事も一緒、宿も一緒、演奏も一緒…。
そんな「修学旅行」的活動も、忘れていた活力の源になるのを実感しました。
ここで志がひとつになり深まるのですね。

コバケンと仲間達オケ…実に貴重な音楽と人生を感じさせてくれる稀有なオーケストラです。

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2013年2月10日 (日)

フェニーチェ劇場で観た「群盗」

1月末のイタリア旅行で訪れたローマ・フィレンツェ・ヴェネツィア。
この時期のイタリアは寒いのなんの。
特にヴェネツィアは最高気温4℃なんて日もザラで、マフラーに手袋はもちろん帽子もないと肌が痛くなるほどの寒さでした。
霧の出ることでも有名な季節。ある朝など、ホテルからモーターボートのタクシーに乗ったものの濃霧で100メートル先も見えません。
大運河をゆっくり走るものの、両岸の古い建物が浮かんでは消えていく様子はまさに幻想的。しかもカーニヴァル前なので人も少ない。「霧のロンドン」ならぬ「霧のヴェネツィア」はまことに印象深かったですよ。

さて、1月25日にフェニーチェ劇場で鑑賞したのがヴェルデのィ「群盗」。

ヴェルディ「群盗」

指揮: ダニエレ・ルスティオーニ
演出: ガブリエレ・ラヴィア

マッシミリアーノ伯爵: ジャコモ・プレスティア
カルロ: アンデカ・ゴロトゥックサテグィ
フランチェスコ: アルトゥール・ルチンスキ
アマーリア:マリア・アグレスタ

フェニーチェ歌劇場管弦楽団&合唱団

このオペラのストーリーや台本の問題点に関しては、以前のブログで書きました。
ヴェルディのオペラの中ではめったに上演されませんから、DVDはおろかCDも数少なく、それでますますマイナーなイメージが強かったのですが、やっぱりオペラは見なくちゃ分かりませんね。良い歌手と演出家とオケが一緒になれば、それなりに素敵な仕上がりになって感動しましたよ。評論やCDでオペラを断じちゃいけないと感じさせてくれました。

注目していたソプラノのアグレスタ。
期待通りに素晴らしかったです。ヒロイン・アマーリアの歌は音域が広くて、コロラトゥーラ的技巧も要求されるので至難の役です。
この人の素敵なところは高音をちゃんとソット・ヴォーチェで表現できること。そして低めの音域もきちんとコントロールして歌えるところでしょう。
死んだと思っていた愛するカルロが生きていると知らされて歌う大アリアなど、そりゃ見事でした。この人、秋にはパリで「清教徒」のエルヴィーラを歌うんだそうです。
久々に心ワクワクするエルヴィーラだな。聴きたいです!!!!

カルロのゴロトゥクサテグイ(…って読んでますが、これでいいのかな??)は若いテノールでしたが、しっかりと芯のある声が伸びるタイプで好感度大。いっぱい拍手もらってました。
邪悪な弟フランチェスコを歌ったルチンスキも悪くなかった。背中にこぶのある足の不自由な男に設定されていましたが演技も熱演。強烈な印象を植え付けてくれました。
父親のモール伯爵役のプレスティアの声も立派で、「あ~、こういうバスが聴きたくてイタリアくるんだよね~」と思わせてくれました。

ラヴィアの演出はモダンに少々クラシックな30年代風衣装を持ち込んだ舞台。
背景はれんがの倉庫のような壁になっていて「自由か死か」とペンキで大きく書かれている。照明灯の黒い足が舞台中に立っていて、これが森の木の幹のようにも見えます。基本的にこのセットは変わりません。
台本が弱い部分。たとえばフランチェスコが知らない間にいなくなるようなことはなく、シラーの原作に沿って自決したり、最大の弱点であるラストシーンも、アマーリアがカルロの心中を思って、彼の握る短剣を自らの胸に突き立てて死ぬ…というような解釈でした。
そのあたりはドラマも自然だった気がします。

あと、なんといっても男声合唱が大活躍で、これがまたビンビン響く声。
惚れ惚れしましたよ。

解説書だけでオペラを判断してはなりませぬ。
今回は「群盗」を見直しました。

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2012年8月 8日 (水)

2012年 夏のオペラ旅

ブログ更新もせずに8月も1週間が経ってしまいました。
本日よりイタリアのロッシーニ・オペラ・フェスティバル鑑賞の旅へ行ってきます。

2003年から毎年通ってますから今年で10年目。
めくるめくベルカントの饗宴です。
アドリア海の港町ペーザロはロッシーニの故郷。そこでの素晴らしき日々は拙著「いくぞ!オペラな街」(小学館)に書いたとおり。
今年はフローレス4年ぶりに出演するとあって久々に大興奮の舞台を期待しています。

そうそう、先日知人に教えられてロッシーニ・オペラ・フェスティバルのHPを見たら、レイアウトが一新されていました。
各演目のあらすじや出演者、今回のフェスティバルに参加するアーティストのプロフィールまで見られる充実の内容です。
興味のある方はぜひご覧ください。
⇒ http://www.rossinioperafestival.it/?newlang=eng

では帰国後に鑑賞記など書かせていただきます。
暑さ厳しい8月。
みなさまご自愛のほど。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【朝岡聡のこれからの企画情報】

今年もやりますよ!
ロッシーニの愉悦いっぱいの舞台!!チケット前売り開始!
今秋10月の銀座ヤマハホール「朝岡聡のオペラは恋の処方箋 Vol3」の詳細はこちら
⇒ www.yamaha.co.jp/yamahaginza/hall/eventdetail_6923.html

来年1月にローマ・フィレンツェ・ヴェネツィア紀行&フェニーチェ劇場でオペラ
ご一緒しませんか?!
ヴェルディ「海賊」とロッシーニ「セヴィリアの理髪師」鑑賞です。
⇒ http://tour.noe-j.co.jp/group/tour/opi-a1.html

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2012年7月 7日 (土)

2013年1月のイタリア旅企画 内容決定!!

7月になるといよいよ夏本番という気分になってきますね。
今年の夏休みのことは、もうみなさま予定をお決めになっていることでしょう。

さて来年1月にイタリア3都市をめぐり、ヴェネツィアでオペラを見る10日間ツアーを企画しました。
ローマ、フィレンツェ、ヴェネツィアにそれぞれ連泊。とくにヴェネツィアには4連泊します。
一つの街に余裕を持って滞在すれば、そぞろ歩きや気ままな街歩きも満喫できるし、それこそが海外を訪れる楽しみだと思います。

日程と内容はこちら
⇒ http://tour.noe-j.co.jp/group/tour/opi-a1.html

では、その内容をご説明しましょう。

【第1日】2013年1月22日(火)
成田からローマへ。現地到着は夜になります。ローマ泊

【第2日】2013年1月23日(水)
この日はローマ観光。重点個所はヴァチカンのサン・ピエトロ寺院、ヴァチカン美術館、システィーナ礼拝堂でキリスト教美術やルネサンス芸術の傑作を味わってから映画「ローマの休日」ゆかりの名所を巡ります。スペイン階段やトレビの泉、コロッセオや「真実の口」などを実際に歩きます。サン・タンジェロ城は「ローマの休日」でも出てきますがプッチーニのオペラ「トスカ」の舞台でもあります。できれば屋上まで登って、トスカとカヴァラドッシの悲恋を想像しながら、ローマ市内の絶景を見たいものです。 ローマ泊

【第3日】2013年1月24日(木)
朝9時ころローマをバスで出発、フィレンツェへの途中にシエナを見学します。
糸杉とブドウ畑に囲まれた、中世の面影濃い古都シエナではカンポ広場や大聖堂、洗礼堂を見て昼食をとります。そしてバスに乗ってフィレンツェへ。 フィレンツェ泊

【第4日】2013年1月25日(金)
フィレンツェに来たら何はなくともウフィッツィ美術館へ。午前中がすいてます。
メディチ家の財力を集めてコレクションされたルネサンス美術の傑作がうなっております。
午後はフリータイムですので、市内の名所や美術館、教会へ出かけるのも良し、オプショナルツアーでピサ観光も良し…。ご自由にお楽しみいただけます。 フィレンツェ泊

【第5日】2013年1月26日(土)
朝9時ころにホテルを出発。フィレンツェ市街を一望するミケランジェロ広場へ立ち寄ってからアドリア海に面した古都ラヴェンナを目指します。
ここも世界遺産に指定されていて、西ローマ帝国(ヴィザンチン帝国)の文化の香り濃いモザイク美術は必見です。サン・ヴィターレ教会やガッラ・プラチディア廟を巡ってその絢爛たるモザイクの美に浸りましょう。
夕方にヴェネツィアに到着。ホテルはサン・マルコ広場近くゴンドラ乗り場が目の前のロケーションです。夕食後にオペラ「セヴィリアの理髪師」の予習会を開催します。
ヴェネツィア泊

【第6日】2013年1月27日(日)
午前中はフリータイムです。大運河を行き来する水上バスは手軽な観光にも使えます。
船上から有名な建物が見えますし、停留所近くに観光スポットも多い。リアルト橋や教会巡りもできます。
午後はマリブラン劇場にてロッシーニ「セヴィリアの理髪師」を鑑賞。現時点ではアルマヴィーヴァ伯爵はロシアのテノール、マキシム・ミロノフが歌う予定です。
マリブラン劇場は由緒ある小ぶりなテアトロ。マチネ公演ですから終演後は夕食の時間もたっぷりとれるはずです。  ヴェネツィア泊

【第7日】2013年1月28日(月)
この日は市内観光に時間を使います。ゴンドラに乗ることも可能。サン・マルコ寺院や総督宮殿、美術ファンならアカデミア美術館やサン・ロッコ大信徒会(ティントレットの傑作群がすごい)…。さらに冬のバーゲンの時期ですから買い物も楽しい。
迷路のような小道をグルグル歩いてみるのもヴェネツィアならではの楽しみですよ。
ヴェルディ「海賊」の予習会もこの日に行います。 ヴェネツィア泊

【第8日】2013年1月29日
そろそろ市内にも慣れたので、この日はフェリーに乗ってヴェネツィアの島へ行きましょう。
ヴェネツィアングラスの産地ムラーノ島や漁村とレース編みの島ブラーノ島。どちらか一つでも一味違ったヴェネツィアを体感できます。もちろん、日本よりお安くヴェネツィアングラスを購入することも可能でしょう。
ホテルに帰って一休みしてから、夜は「世界一美しい劇場」フェニーチェ劇場でヴェルディの「海賊」を鑑賞します。2013年はヴェルディ生誕200年ノメモリアルイヤー。
数ある彼の名作オペラの中でも「海賊」は上演の機会は決して多くありません。
それだけにこの日の舞台は貴重。
ツアー最後の夜を、ちょっとお洒落してフェニーチェ劇場で過ごしましょう。

…と、ツアーの内容は大体こんなところです。
早めにお申込みいただくと「早期割引」の特典あり。
詳しくはこちらをご覧ください⇒ http://tour.noe-j.co.jp/group/tour/opi-a1.html

何か目的を持っていく旅は、本当に面白いです。
歴史・美術・建築・食事やワイン…そのどれもに関して豊かな伝統を持っているイタリア。
その空気を是非ご自身で実感なさってください!!

旅行説明会7月21日(土)大阪、28日(土)東京で開催。予約制。入場無料。私もお話します。
詳しくはNOE(エヌ・オー・イー)
東京本社 TEL:03-3254-7560
大阪支店 TEL:06-6447-0127  までどうぞ。

イタリア、行きましょ!…

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イタリアの風をオペラで感じるならこちら。
10月の銀座ヤマハホール「オペラは恋の処方箋 Vol.3」
⇒ www.yamaha.co.jp/yamahaginza/hall/eventdetail_6923.html

こちらもお待ちしています!

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2012年7月 3日 (火)

2012年クロネコ ファミリーコンサート始まる

毎年夏から秋にかけて全国で開催される「クロネコ ファミリーコンサート」。
宅急便のヤマトホールディングスが主催するファミリーコンサートは、お子さんから大人まで、
どなたにも気軽に本格的なオーケストラサウンドを楽しんでいただくのが目的で今年で27年目!僕にとっても本当に大切にしたい素晴らしいコンサートです。

7月2日の福岡から今年のシリーズが始まりました。

音楽宅急便「クロネコ ファミリーコンサート」
2012年7月2日(月) アクロス福岡シンフォニーホール 18:30開演

モーツァルト: 歌劇「フィガロの結婚」序曲
外山雄三: 管弦楽のためのラプソディ
三宅一徳 編/新井歐子 作: 地球みんなの歌~世界の民謡メドレー
芥川也寸志: Do Re Mi Fa Sol La Si Do !
デュカス/新井歐子 構成: 魔法使いの弟子
ラヴェル: ボレロ

指揮:飯森範親
演奏:九州交響楽団
合唱:春日市少年少女合唱団
司会&ナレーション: 朝岡 聡

ファミリーコンサートというのは、ただ有名曲を演奏すれば良い、というものではありません。初めて生でオーケストラを聴いた人を「なんて楽しんだろう!」と思わせ「オーケストラって楽しいな。クラシックで面白い!」と感じてもらわなくてはいけない。司会者としてはコアなクラシックファンが集まるコンサートより、数段難しいエンタテインメントだと思います。

司会云々以前に、聴衆を感動させる高いレベル演奏が必要ですし、演奏プログラムを「解説」ではなく「興味深いお話」として語るのも必要です。音楽を聴くモチベーションを自然に高めてあげないといけません。
その意味で飯森範親さんは得難い指揮者ですね。
オーケストラの持っている力を自然なかたちで最高に引き出す名人。
この日も九州交響楽団の響きを最高に魅力あるものとして引き出していました。

このコンサートの魅力はプログラムの多彩さにもあって、開催地の少年少女合唱団とプロのオーケストラのコラボや、会場のお客様といっしょに「故郷」の大合唱があったり、楽器持参の多くの子供たちが簡単な音階を吹きながらオーケストラと共演できる芥川さんの作品を取り上げて、会場が盛り上がりました。
ディズニー映画でも有名な「魔法使いの弟子」も、新井歐子さんの構成でナレーションと音楽が効果的に響く「音楽物語」になりました。
こういったオリジナル・プログラムにも力を入れているのがまた新鮮です。

毎年10か所ほど全国で公演されますが、2日のアクロス福岡は大変立派なシンフォニーホールで音響も抜群。お客様も満員で熱気あふれたコンサートでした。
クラシックは、こうしてどんどん裾野を広げていく必要があります。
海外からの有名オケやアーティストの公演チケットは、確かに安くはありません。
しかしチケット価格以前に、音楽に関心や興味がなければ公演は成り立ちませんからね。
生の一流の演奏で、楽しくて心が震えるような経験をしたら、人間はかならず「もう1回聴きたい!」と思うものです。
そういう種まきをどんどんやるのがファミリーコンサートの役割の一つだと思います。

ところで、博多と言えばちょうど「山笠」がはじまったところ。
市内に綺麗な「飾り山笠」がたくさんありました。
それと食べ物も美味しいですよね。

コンサート終演後、関係者の皆様と会食したのは繁華街天神にある「割烹 よし田」
新鮮な刺身の舟盛りや天ぷらなどの料理の締めに出てきたのが「鯛茶づけ」。
これが絶品です。
分厚く切った鯛の切り身がたっぷりの醤油だれと海苔といっしょに供されます。
別のどんぶりには温かいご飯。
まずはたれをつけた鯛の刺身を海苔と一緒にご飯にのっけてパクリ。いや~~~美味い!
それから今度は鯛とたれをご飯にのせて、上から熱いお茶をかける。
さらさらと口にかきこめば、ごま風味の醤油だれと鯛の食感がなんともいえません。
あっという間に完食。おかわりしちゃいました。
鯛茶漬けは結構いろいろなお店で食べてきましたが、ここ「よし田」のは「ひつまぶし」のように食べ方に変化があるのがいいな。初めて食べた味です。文句なしに美味い。

博多行ったら、是非お試しください!

割烹「よし田」 福岡市中央区天神1-14-10 TEL:092-721-0171

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2012年5月14日 (月)

第17回宮崎国際音楽祭

今年で17回目になる宮崎国際音楽祭に行ってきました。
去年から「名曲コンサート」というプログラムが始まり、その司会で参加したのです。
まことに中身の濃いコンサートでした。

宮崎国際音楽祭 MRTプレゼンツ 名曲コンサート「郷愁のスラヴ」

ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第10番
   〃     :ロマンス ヘ短調 Op.11  Vn 三浦文彰  Pf イタマール・ゴラン
   〃     :4つのロマンティックな小品 Op.75 Vn ジュリアン・ラクリン
   〃     :チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104  Vc ボリス・アンドリアノフ
ショーソン   :詩曲  Vn 城戸かれん(第5回ミュージック・アカデミーin宮崎 優秀賞)
ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調 Op.95「新世界より」

指揮:徳永ニ男  
宮崎国際音楽祭管弦楽団

日本を代表するヴァイオリニスト徳永ニ男さんは、この音楽祭の音楽プロデューサーを経て、去年から音楽監督に就任。音楽祭をいっそう盛り上げていらっしゃいます。
日本を代表する名だたるヴァイオリニストは徳永さんの薫陶を受けている方が多く、この音楽祭もそういった名人がたくさんオーケストラに参加していてます。
オーケストラの規模としてはコンパクトなのに、その響の密度と表現力の素晴らしさは特筆モノ。

ロシアの世界的チェリスト、ボリス・アンドラノフをソリストに迎えた「ドヴォコン」ことチェロ協奏曲は、オケのシンフォニックな響きで有名な傑作ですが、県立芸術劇場アイザックスターンホールに鳴り響くその演奏は、「このサイズのオーケストラなのになんでこんなに凄いの?!」と思わせる濃密さ。ほんとにビックリの鳴り方でした。
それは「新世界」交響曲でも同じ。
あの曲はメリハリが効いているというか、フォルテとピアノ、勢いのある部分と抒情的な部分……すべての楽章にそういった対照的な要素が絶妙に取り込まれています。その繊細さとドラマチックな部分をあますところなく表現できるのに、またまた感激。
いやぁ、凄かった。
「新世界」はよく聴く作品なのに、こんなに感動的な演奏は久しぶりでしたよ。
オーケストラって、ホント生き物ですね。

こんな素敵なオーケストラに出会えるのも音楽祭に出かける幸せの一つです。

あ、それから徳永さんに教えてもらった宮崎市内のお寿司屋さんが、これまた感動もの。
このリポートは、またあらためて書きますね。

なんだか、そのお店を思い出しただけで、よだれがまた出てきました……。

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2012年1月18日 (水)

4月にヨーロッパ旅御一緒しませんか?

いま、このブログで私のヨーロッパ・オペラ旅も書いていますが、今年の4月にオペラを見つつロンドン・パリを訪れ、なおかつ小旅行も楽しむという贅沢なヨーロッパ旅を企画しました。

興味のある方がいらっしゃったら、是非ご一緒しませんか?
詳しい内容はこちらをクリック⇒  http://tour.noe-j.co.jp/group/tour/LOP-A1.html

具体的な内容はこんな感じです。

4月9日に成田を出発しロンドンへ。飛行機はヴァージン・アトランティックです。
同日夜ロンドン着。
ロンドンには3連泊。

4月10日は朝からイギリスで最も美しい村と言われるコッツウォルズ地方のバイブリー村を訪ねます。昼食は格式ある貴族の館「バイブリーコート」で名物の鱒料理を食べる予定。
ロンドンに戻って夕食後にホテルでオペラ予習会をやります。翌日観る「リゴレット」の内容を紹介します。

4月11日は日中フリータイム。ロンドンで買い物するも良し、観光するも良し…。オプショナルツアーも用意しています。そして夜はコヴェントガーデンのロイヤルオペラハウス(ROH)で「リゴレット」を鑑賞。劇場の街ロンドンでも飛びきりの劇場体験になることでしょう。

4月12日に高速鉄道ユーロスターに乗って英仏海峡を渡り(潜り?)パリへ移動。
午後はバスにて近郊のシャンティ城へ行きます。この城は建物や庭も素晴らしいですが、なんといっても19世紀の芸術愛好家の王オーマル公アンリ・ドルレアンの美術コレクションが素晴らしい!門外不出となっているラファエッロ「三美神」「ロレッタの聖母」「オルレアンの聖母」やプッサン、ヴァトー、アングルなどの「シャンティ城でなければ決して見られない」傑作が公開されています。それらを堪能してパリへ帰ります。夕食後にオペラ予習会。

4月13日午前中は船に乗ってセーヌ川観光。さまざまな橋と建物を眺めながらパリの歴史を感じましょう。地上や車からとは全く違う美しさが素敵です。昼食はエスカルゴの名店で堪能し、午後はフリータイム。観光・買い物・昼寝?ご自由にお楽しみいただけます。
そして夜にバスティーユのオペラ座で「カヴァレリア・ルスティカーナ」「道化師」の2本立てをご覧いただきます。前夜の予習会でオペラ初心者でも内容がバッチリ楽しめるはずです。

4月14日は一日パリでフリータイム。パリのお好きな美術館や名所にお出かけください。もちろんオプショナルツアーも用意します。朝に美術館に行き、昼はカフェで過ごし、気の向くままパリ散歩。クリニヤンクールのアンティークショップ巡りも楽しいかな?
夕食はエッフェル塔を見渡す展望レストランにてお楽しみいただく予定です。

最終日の4月15日は海に浮かぶ中世の城、モンサンミシェル観光に出かけます。
世界遺産としてあまりにも有名なこのパノラマを御自身で体感すれば、その感激は一生の宝ものです。
翌16日にパリを発って17日朝に帰国。

これが4月オペラ旅の概要です。
ロンドンとパリに連泊して、私と一緒にオペラと小旅行を満喫する旅。
ご一緒しませんか?
興味のある方はこちらをクリック⇒ http://tour.noe-j.co.jp/group/tour/LOP-A1.html

僕がヨーロッパに行くたびに「こんな旅したら楽しいだろうな…」という思いを、今回の旅で予定に採り込んだつもりです。「ロンドンやパリならツアーで行かなくてもいい」と思われるかもしれませんが、オペラと小旅行と観光がコンパクトに中身濃くセットされた内容は、われながら悪くないと思います。小人数ツアーですし、同好の仲間という気分で御一緒できたら嬉しいです。

このツアーは2月上旬受け付け締め切りです。

春のヨーロッパにご一緒しませんか?!
お問い合わせ:NOE予約センター 03-3254-7560

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2010年2月11日 (木)

軽井沢での取材受け

雑誌広告の撮影で軽井沢に日帰り。
いまや東京駅から新幹線で約1時間で着いちゃうんですね。昔は横川の駅で機関車増結して碓氷峠をえっちらおっちら超えたものです。横川の釜めしは本当に「峠の釜めし」を実感したのも今は昔…。

軽井沢はたいへんな霧でした。視界30メートル以下。タクシーに乗っても信号が見えません。春の季節に掲載される広告なのに大丈夫かな?心配しながら撮影場所の「星のや 軽井沢」へ。
車を降りると「うひゃ~~」と声を上げるくらい寒い!!日曜日に降った雪もそこかしこに残っております。
おまけに撮影時に春夏用の服装に着替えたもんだから、本当に凍えるような寒さ。
でも、そこで寒そうな表情したらいけません。
顔に満面の笑みをうかべつつ、心はブルブル震えておりましたが、無事撮影終了。
良かった良かった。

ところで、今話題のリゾート「星のや」。
初めて行きましたけど、素晴らしい!
宿泊客に「完全なる非日常」を楽しんでもらうコンセプトが徹底しています。
自家用車はレセプションの駐車場までで、そこから先はホテルのスタッフが専用車でフロントまで連れて行ってくれます。宿泊棟地域にエンジン音が聞こえると「日常」になってしまうからだそうです。
部屋にテレビはありません。
客室はひとうひとつ独立していて別荘感覚。水や庭や木々の緑を飽かず眺められるつくり。食事は広い敷地内に点在する専門の料理店やレストランに食べに行きます。
その敷地がまた巧みに配置された水と緑で自然に演出されている。
旅館の細やかさとホテルの自由さの絶妙なコンビネーションとでもいうのでしょうか。
ライブラリーコーナーには椅子と机に加えて、ごろんと横になりながら本を読める広いベッドのようなソファもあって、しかも本や雑誌・新聞の種類が豊富。

宿泊客が連泊して、しかも敷地から出ない…というのも納得の空間ですね。
午後2時過ぎに宿泊棟に冷えた日本酒をワインクーラーに入れて運んでいる従業員がいらっしゃいました。
きっとお風呂三昧したお客さんが部屋でまったりしながら一杯やるんでしょうねぇ。

う~~ん、それ、僕もやってみたいです。

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